犬は言葉を話せませんpart1

けれど、私たちに何も伝えていないわけではありません。

しっぽの動き、耳の向き、体の重心、そしてちょっとした表情の変化──

犬たちはいつも、全身を使って「今の気持ち」を語っています。

ここでは、わんちゃんとのコミュニケーションの取り方や接し方についてお話ししていきます。

子犬でも成犬でも共通して見られるボディーランゲージがあり、私たちが日常的に何気なくしている仕草や態度、立ち方ひとつで、知らないうちにわんちゃんへプレッシャーを与えてしまうことがあります。

それは、コミュニケーションを取るうえで思わぬ妨げになることもあります。

犬同士のコミュニケーションでは、次のような行動が威圧的なサインとして使われます。

  • 目をじっと合わせる
  • 口を短くキッと結ぶ
  • 覆いかぶさる
  • 見下ろす
  • 前足に重心をかける

これらは犬同士では威嚇や警戒を示すサインです。

人間が悪気なくやってしまうことも多いのですが、わんちゃんにとっては「ちょっと怖い」「緊張する」と感じる要因になり得ます。

今回は、飼い主さんがついやってしまいがちな行動に焦点を当てながら、より良いコミュニケーションのヒントとして“アイコンタクト”についてお伝えしていきます。

目をじっと合わせる

目をじっと合わせることは、犬にとって威嚇のサインにも、信頼のサインにもなります。

威嚇しているときは、目を大きく見開き、白目がはっきり見えます。瞳孔が開き、瞬きの回数も減ります。

一方で、信頼や安心を表しているときは、目を細め、ゆっくりと瞬きを多くするようになります。

わんちゃんとコミュニケーションを取るとき、つい目をじっと見つめていませんか。

その視線に応えようとして、わんちゃんが緊張したり、どう反応すべきか迷ってしまうことがあります。

適切な信頼関係を築くためには、飼い主さんのほうから「安心していいよ」というサインを送ることが大切です。

人間がわんちゃんに向けるアイコンタクトとして、まず意識したいのは直視しないことです。

目を強く合わせるとプレッシャーになりやすいため、眉間や鼻先を見るようにすると柔らかい印象になります。

さらに、笑顔で接することで目が自然と細まり、穏やかな気持ちを伝えられます。

このとき、ゆっくりと瞬きをすると、より大きな安心感を与えることができます。

わんちゃんも飼い主さんの表情をしっかり読み取っています。

言葉を話せないからこそ、私たちの表情や態度をよく見ています。

その小さなサインに気づき、丁寧に応えていくことが、信頼関係を育てる第一歩です。

わんちゃんの気持ちに寄り添いながら、より豊かなコミュニケーションを築いていきましょう。

part2へ続く。


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